iPhone Xs Maxを4年半ほど使っていましたが、バッテリーの劣化や動作のレスポンスの遅延が目立つようになり、iPhoneを買い替えました。
ここ数年は身の回りのものは小さいものを好んでおり、財布も小さい財布を愛用しています。
Maxサイズの大画面も動画視聴などに快適でしたが、なるべくケースやバンカーリンクをつけずに使いたいのと、miniサイズがiPhone 13シリーズで最後になってしまいそうなこともあり、試しにiPhone 13 miniを購入してみました。
（Pixel 7 Proも同時期に買ったので、大画面はPixel 7 Pro、携帯性はiPhone 13 miniと役割を分けられたのも理由の一つです）
iPhone 13 mini半年ほど使ってみて、結果的には個人的に最高傑作だと感じました。14移行でminiサイズのiPhoneが販売されていないのがとても残念なくらいです。
小さいiPhoneを求めている方や検討されている方も多いと思います。iPhone 13 miniはまた今後数年は使える機種なので、実際に使ってみてわかった魅力や感想をレビューしていきます。
iPhone 13 miniの良いところ
まずはなんといっても小さいサイズ。片手に収まる大きさで、背面にスマホリングを付けなくても簡単に操作できます。画面サイズが6.5インチのiPhone Xs Maxを使っていた時は、スマホリングを付けないと片手で操作したときに落としてしまいそうになる不安がありましたが、画面サイズが5.4インチのiPhone 13 miniは片手でもしっかりホールドでき、安心して使えます。
画面が小さいと、「表示できる情報量が減ってしまって使いづらいかもしれない」と懸念していましたが、使ってみると意外と快適。画面が小さくて気になる場面は少なく、画面の小ささと画面に表示する情報量のバランスが非常に良い使用感になっています。
情報量の多いFPSゲームの動画を見る時などは、やはり全画面にしても画面が小さく見づらいと感じてしまうことがありますが、そのほか普段のLINEやメールなどの軽作業、Safariでのネットサーフィン、TwitterなどSNSの閲覧などは、この画面サイズで十分快適に見れます。
小ささと機能性を高いクオリティで兼ね備えており、個人的に最高傑作だと感じます。初代iPhone SEを懐かしんでいたこともありましたが、スペックやカメラもろもろ考えるとiPhone 13 miniは非常に魅力的なスマホです。
iPhoneのminiサイズはあまり売れ行きがよくなかったそうですが、今後また復活してほしいと願っています。
iPhoneには1,200万画素の超広角カメラとメインの広角カメラが搭載されています。旅行に行って風景を撮るときや背景を含めた自撮りをするときなどは超広角カメラが役に立ち、そのほか通常の撮影場面ではメインの広角カメラを使います。
iPhone Xs Maxには超広角カメラがなかったので、時々画角が足りないと感じることがありました。iPhone 13 miniに変えてからは、超広角カメラも重宝しています。
一つ注意点としては、メインカメラの広角カメラがf/1.6絞り値に対して、超広角カメラはf/2.4絞り値になっており、暗所性能は広角カメラの方が高くなっています。暗い環境でも比較的明るく撮れるのが広角カメラです。超広角カメラは暗いところだと写りづらかったりノイズが強くなってしまうことがあるので、夜などでは主に広角カメラを使うことになります。
iPhone 13 miniのイマイチなところ
iPhoneが新しくなるにつれてバッテリー容量が増えるといえど、やはりminiサイズはバッテリー容量が少ないです。今は1日普通に使ってちょうど夜にバッテリーがなくなりそうになるくらい。ヘビーに使うと充電が切れてしまうので、モバイルバッテリーを持ち歩かないとやや不安があります。今後バッテリーが劣化してくるとさらに使用可能時間は短くなってくるので、バッテリーが気になってしまうのはイマイチなところです。
また、カメラは望遠レンズがないので、望遠で撮影したいときに少し不便さを感じます。望遠か超広角か、でいうと超広角カメラがある方がありがたいので今の仕様が良いのですが、望遠で撮影する機会が多い人にとってはデメリットになります。
また、背面カメラを見たときに右下に位置するカメラがメインの広角カメラなのですが、スマホの持ち方によっては人差し指が干渉してしまい、下の方に指が写ってしまうことがあります。持ち方に注意すれば問題ないですが、上手く撮れたと思ったら指が写ってしまっていた、なんてこともあったりしました。
## iPhone 13 miniのおすすめの使い方
iPhoneは片手で持ちやすい小さいサイズが魅力的なものの、画面の大きさとはトレードオフになります。
そこで、iPadのようなタブレットなど大画面デバイスとの併用はおすすめです。
動画閲覧やゲームなど、大きな画面で楽しみたいものは大画面のデバイスを使い、普段の連絡やSNSはiPhone 13 miniと役割を分担して使うと、少ないバッテリーの節約にもなり、デメリットをうまく補って使えると思います。
まとめ・次の乗り換えはどの機種にするか
iPhone 13 miniは小さめスマホを求める方におすすめできる、素晴らしい片手サイズのスマホです。十分な画面サイズと快適に片手で使える操作感、出先でも役に立つ超広角カメラなど、機能性十分。特に大画面デバイスと併用できる人はデメリットもカバーできて快適に使えるスマホだと思います。
しかし、miniシリーズが廃止されたので、今後の乗り換え機種をどうするかの問題があります。AndroidはPixel 7 Proを使用してみましたが、個人的にiPhoneの方が好みであることがわかったので、次もiPhoneに買い換える予定です。
ただ、無印サイズでもそこそこ大きいですし、カメラのレンズ、スペック、バッテリー容量など諸々を考慮すると、いっそのことiPhone 15では最も画面が大きくスペックも高いiPhone 15 Ultraにしてしまおうかと考えています。片手で使いづらい、重い、値段がとても高いなどのマイナス面もあるのですが、自分は無印を買うよりも満足できそうだと思います。今後もしminiが復活することがあって、バッテリー面も改良されたりしたら、miniは有力なメインスマホ候補になるでしょう。
今はまだまだiPhone 13 miniを快適に使えるので、miniサイズを楽しめるうちに存分に楽しんでおきたいところですね。